2015年12月20日

人面岩

天体観測している人面岩
f8.0 ISO640 2085秒
α7RⅡ+FE16-35mm F4 ZA OSS

佐渡のジオサイトのひとつで、正式名称は立岩(たていわ)と言います。

立岩(人面岩)
現在の佐渡島に火山はありません。今から約2000万年前には大変激しい火山活動がおこっていました。現在の大佐渡小佐渡の山々は、その時の溶岩や火山噴出物でできています。ここの岩石もその当時にできたものです。岩石の種類は、山地をつくる代表的な岩石である安山岩で、もともと黒色の岩石です。
「立岩」はやや緑色をおびています。
マグマは1000℃以上の高温で溶けていて、噴出し、火山になります。火山活動が終わっても一部に数百℃の部分が残ることがあります。このような場所に水があると、岩石は「蒸し焼き」状態となり、結晶(鉱物)が別の結晶に変化していきます。
佐渡島の山地を作る岩石は、このように緑色に変化した岩石がよくみられます。 

佐渡ジオパークサイトより 

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トキ繁殖色

佐渡島内の放鳥朱鷺は現在確認された生体数が156羽います。12月頃になると肩から上が灰色になり、繁殖色に変わります。江戸時代の頃には別の種類の鳥として分類されていたぐらいガラッと雰囲気が変わります。

朱鷺

朱鷺は稲刈りが終わる10月〜11月が羽の色が綺麗ですし、集団行動していて纏まって見れるのでおすすめです。朱鷺も恋の季節です。巣作りを始めると警戒心も強くなりますし、地元の方も、調査員もピリピリしだすので、迂闊に近寄ると怒られちゃいます。

朱鷺は離れたところから観察しましょう。


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2015年12月19日

清水寺 救世殿

佐渡の新穂大野にある東光山清水寺 (せいすいじ)の掛け造り。京都の清水寺(きよみずでら)の舞台も掛け造りで、観光協会の説明書きなどでも次のように表記されています。

大同3年(808年)開基。賢応法師が京都から佐渡に布教にきた際に「こんな遠い島国から都の清水寺までお参りに行くのは大変だろうし行けない人達のために」と京都清水寺を模して建立したと言われる。 

しかし最近の東光山清水寺の説明看板には、奈良の長谷寺を模した造りであると記載してあります。
確かに見比べると、京都の清水寺よりも奈良の長谷寺の方が酷似点が多いようです。 しかしながら、名前が一緒だということと、既に佐渡観光に於いては京都の清水寺を模したとの説明が蔓延しているので、払拭するのは難しいでしょうね。
清水寺 救世殿
 
この救世殿の中は、長谷寺の内部にとっても良く似ています。 
廃寺のような感じにはなっていますが、まだその当時の絢爛な造りは健在で、参道の杉並木の雰囲気もよく、魅力満載です。
 清水寺

路線バスだと少し歩かないと辿り着けませんが、とても魅力あるお寺清水寺に訪れてみてください。紅葉の時期や新緑の時期がおすすめです。 

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