2016年03月28日

シロウオ漁 すくい網漁

3月末頃になると国府川下流に櫓が建てられ、シロウオのすくい網漁が始まります。シラウオとシロウオって紛らわしいですが、分類上では白魚(シラウオ)はシラウオ科の魚で、素魚(シロウオ)はハゼ科の魚です。

見た目も違い、シラウオは乳白色な透き通るような色で、シロウオは黄色で斑点入りの透き通るような色をしています。火を通すとどちらも白っぽくなりますが、シロウオの方がエラが張っているのでわかりますね。

シロウオ漁

真野ではこのシロウオを卵とじにして蕎麦の上に載せて食べる、シロウオ蕎麦というのが郷土料理としてあるのですが、これがまた旨い。食べれる処は限られますが、ぜひ探してみてください。

シロウオ

このシロウオ漁のすくい網漁ですが、非効率的で手間もかかる漁法です。もっと小さな川で、石で堰き止めてカゴを置いておく梁造りや、籠編み漁の方が効率的です。ただ、その川に上ってくるシロウオを一網打尽にしてしまい、生態系を壊してしまいかねない。
撮影したおじいちゃんにそんな話を聞きました。

環境共存型の漁法。手間のかかるすくい網漁を愛おしく思いました。

シロウオ漁

後に聞いた話ですが、この国府川でシロウオ漁をしているのは、四季彩割烹 伝のおじいちゃんとおとうさんだそうで、シロウオ料理は四季彩割烹伝で食べれます。ぜひご予約してご訪問ください。

四季彩割烹 伝(しきさいかっぽう でん)
Facebookページ
住所:佐渡市畑野126-5 (野高屋小路)
電話:0259-67-7161

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sado_island at 07:34|PermalinkComments(0)佐渡の風景 | 佐渡の漁業

2016年03月24日

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死ぬまでに訪れたい絶景スポットのひとつが、ウユニ塩湖。
空と地が繋がっているかのような幻想的風景が魅力の湖。

そんな絶景スポットに似た風景がここ、佐渡島にあるのです。
海に囲まれた島であるからこそ、ウユニ湖に似たような景色はあちこちにありますが、私が見つけた佐渡のウユニポイントがここ。

大小という部落で、海が見える田んぼが、早春の頃には水鏡になっています。風が無いと本当に美しい鏡のような映り込みで、見る者の目を奪います。しかしながら、ここらへんには駐車場もなく、ちょうど夕日が落ちかけの頃は車通も多くなるので、なかなか停車も出来ない。

田んぼの作業道路に車を停めて、ササッと撮影したものがこれです。
もう少し風もなく、夕焼けが綺麗だともっと素晴らしい景色となったのかなぁと思われますが。

どうでしょう?ウユニってますかね?



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2016年03月04日

しめばり山荘

羽茂の大崎にある法乗坊の種まき桜と大崎活性化センターの間の道を奥に入って行くと、周りに民家も何もない道中不安になるような所に、大人の隠れ家的古民家があります。ここはしめばり山荘と名付けられた貸し別荘的なところ。

正直なところ、どうやって予約してよいのかもわかりません。
今回東京から来た知人が、どうしてもここに泊まりたいとのことで地元の人経由で予約。私もかねてからここに宿泊したかったので、ご一緒させていただきました。

しめばり山荘 囲炉裏

中は囲炉裏があり、薪ストーブもあり、自炊所もあり、食料と燃料があれば極寒のこの日でもなんとかなりそうな感じ。宿泊当日は猛吹雪で、毛布にくるまりながら暖炉の前でお酒を飲み、佐渡の食材に舌鼓。

しめばり山荘

この薪ストーブがライフライン。
冬場にここに訪れる人は、おそらく僕らぐらいだろうけども、こんなに薪を有りがたく使わせていただいたのは初めてかもしれません。これが消えたら命の危険に晒されそうだ・・・と思うような寒い日の夜でした。

暖炉

この絞張馬は藁で作っているのですが、おばあちゃんが一人で作っているここにしかない作品。東京から来た知人は、これに惚れ込んで作っている人に会いに行くというフットワークの軽さ。旅の天才だなぁと感じました。
地元の人との触れ合いを大事にするのも、旅の醍醐味ですね。

絞張馬

囲炉裏で小木の芋もちを焼いて、素朴な味を堪能。
この風情がなんともいえない。こういう面倒な生活がたまらなく愛おしく、魅力があるのだろう。なんだかわかる気がします。毎日となると、苦行に思えてきますが。

小木の芋もち

しめばり山荘への地図はこちらを参考にしてください。
Googleストリートビューでも見れます。


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